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俳句で気持ちを伝えよう、共感し合おう

ひろっぴさんの体験をもとにした記事です。

有名な松尾芭蕉の俳句もいいけれど…

見たこと、感じたことを何でも文字にしてみてください
自分の記録として。
普段の話し言葉とはひと味違うから、感慨があるんですよね。

わたしもこれまで俳句を作ってきて、
今読み返すと、思い出がよみがえります

当時の悩み、悲しかった事など、つい最近のように…
逆に、どんな困難も乗り越えてきたなと思うと
幸せ感とパワーが生まれるんですよ

その人の生きざまがわかる、俳句。
たった17文字なんですけどね。不思議ですね。


身の回りに、俳句の素材がいっぱい


俳句の素材は、そこかしこにあるのですが
最も身近なところでは、台所かな。
自然から届いた食材がいっぱいだから、
俳句の素材の宝庫なんですよ。

お味噌、しょうゆ、大根、まな板、包丁
季語も「風呂吹き」「貝割菜(かいわれな)」「抜き菜」「干大根」
大根を見るだけでも深く探っていけますね

では、ここで一句

「まな板の 音カツカツと 冬に入る」

包丁とまな板のあたる音、冬の冷たさを
「カツカツと」と表現してみました。
いかがでしょう?


気持ちを伝えよう、共感し合おう


俳句は自然の詩だけでなく、人間のふれあいの詩です。
「人と人との文芸」なんですよ。
だから、自分の作った句を鑑賞してもらうのも、俳句の味わいのひとつ。

わたしは句会に参加したり、吟行をして仲間と俳句を楽しんでいます



※句会とは、複数の人が自作の俳句を持ち寄り、
 お互いに評価しあったり指導者の指導を受けたりする集まりのこと。
※吟行とは、俳句の題材を求めて、名所・旧跡などに出かけ、俳句を作り詠むこと。

 


仲間と俳句を作ると、他の人の句に共感できたり、
同じことを経験しても人それぞれ違う句ができて、新しい発見があったり。
自作の句に対し、自分の思いより、さらに深い観賞をしてくれるのもまたうれしいです。

今ではインターネッでの俳句や句会という
手軽な楽しみ方もあるんですよ。
句会に出向くのはちょっと…という方は、
まずはパソコンの画面上から、こっそり始めてみるのもいいですね。


大切な人に贈る


句会だけでなく、葉書や便箋の裏に俳句を添えたことも。
先日は、入院中の大切な友人のお見舞いに俳句を詠み贈りました。
自分の心を、そっと俳句の中に閉じ込めて贈る。
相手のことをよく知っていて、相手のことを思う気持ちがあるからこそ
できたことですね。


 

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