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わたしにもできる本の修理

さらさんの体験をもとにした記事です。

わたしは、小学校の図書室で本を修理する
ボランティア活動をしています。

こどもたちは本が大好き。
本をどんどん読むと、修理の必要な本も増えてしまうんです

わたし達は、それぞれの汚れや壊れの様子に合わせて、
できる修理をしています。
そんな図書ボランティアで学んだ本の修理法をご紹介しますね。


まずは表紙クリーニング


カバーフィルムした本も時が経てば、表紙に色のくすみや汚れがついてきますね。
そんな時は、せっけんとぬれ布きんでクリーニング。
せっけんを表紙全体にしっかりこすりつけて、
あとからぬれ布きんで軽くゴシゴシ。
それだけで、見違えるほどきれいになります。

そして、もっと簡単な方法は、
文明の利器メラミンスポンジ
ぬらしてこするだけでピッカピカ。

また新品の本に戻ったみたいで、
気持ちよく読めますよ。


ページ抜けにはボンド、ページ破れにはテープ


ダメージの代表格「ページ抜け」には、
ボンドがオススメ

本の修理専用のボンドがありますが、
自宅だったら木工用ボンドでできますよ。

ボンドでの修理は、テープで貼るより見栄えがとっても良いんです。
そして、ここがポイント!
本の本体にではなく、抜けたページの端にボンドを筆で塗ります
もとのページに差し込んで、本を閉めて
おもしかクリップで乾くまで固定しじっとがまん。
(学校では1週間固定)


絵本は「ページ破れ」が多発。
破れには、基本はテープで補修なのですが、
専用の補修テープがあるんですよ。
このテープは、大型文具店やインターネットで購入できます。

身近にあるセロハンテープは、長く使っている間に変色したり、剥がれてしまうのでオススメしません。

補修テープは、見た目が半透明。
紙に貼ると目立たなくなり、文字や絵の具合を損ねません。
破れた部分をおおう形で、補修テープを表と裏とに貼りましょう
これでまた気持よく読書に没頭できますね。

本の背の上下がすれて、
ビロビロと何層もの中身が出てしまったら、
ボンドで優しく貼り合わせるのもいいですよ。

ちょっとしたひと手間で、本が生き返ります。


本をたくさん読んで欲しい


ちょっと気を利かせて早めに修理することが、
本の寿命をのばすコツ
なんですよ。

本に対する愛情をこども達に自然に伝えていけたらいいですね。
そして、いっぱい読んでほしいと思っています。


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