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広がる「組み合わせ手芸」の世界

じゅなさんの体験をもとにした記事です。

ベビーカーの座面カバーで…


こどもが生まれてからの初作品はベビーカーの座面カバー。中古のベビーカーを買ったら座面が汚れていたので、隠したくて座面カバーを作ったんです。
厚手の布を三枚重ねで周りを縫いました。一番難しかったのはベルト穴。本当に苦労したので、市販のものを買えば良かったと何度も思いましたが、がんばりました。


当時、まわりで手作りしている人はいなくて、お友達に「すごく上手にできてる!」ってほめられて、「わたしは、もしかしたら手芸がうまいのかも!」と思ったら、作る意欲が湧いてきましたね。
初めてにしては難易度が高い作品を完成することができたので、自信が持てました


おいでん衣装の苦労がまた自信に


次の機会は、こどもが幼稚園のときの「おいでんまつり」で着る衣装。当時、昆虫のキャラクターが、はやっていたので、カブトムシ、クワガタムシ、カマキリ、チョウチョ、テントウムシの5種類の衣装を作ろうということになったんですよね。

これは無謀でした。5種類も作るっていうのも準備に手間がかかる上に、テントウムシの衣装が裏地を細く縫うデザインで睡眠不足の日が続きました。でも、持ち寄ってきた中で、わたしのが一番きれいに仕上がっているとほめてもらえたの。
「わたしって、できるのかも!」って思って、もっともっと作りたくなりました。


バザーで本格的に


地元の行事で出品する機会がある度に、作る意欲がどんどん高まっていくな~っていうのが自分で分かりました。わたしにも、人より少し得意、上手にできる事があるって発見できて、楽しくなってきましたね

初めて地元のバザーに出品したのは4年前だったかな。結構売れたので、次の年も出しました。
でも、何がどう売れるかはぜんぜんわからないですね。去年まったく売れなかったものが、今年はすぐ売れたりね。はやりですかね。

リボンとか、ビーズとか、身近な材料を組み合わせれば、オリジナルの髪飾りもできます。


編み物で、エコたわしを作ったこともあります。
編み物の良いところは、始末がいらないところですね。ザーっと編み込んでいって、最後は押し込んで終わり。簡単です。最初ちょっとぐらいいびつでも、時間が経つにつれて逆に味がある感じになって、なかなか良いですよ。


栗きんとんバイキングで買った栗きんとんの容器を、ケースに使ったこともあります。
「中にバラの形のモチーフ入ってるよ。お母さんにプレゼントできるよ!」って、来てくれたこどもたちにおすすめしましたよ。

今までは地元小学校バザーのように、親子で来て頂ける場所に出品していましたが、これからは、下のこどもも中学生になるので、中学校のバザーなどに出してみたいです。そうなるともっと大人向けの作品に変えていかなくては、とは思っていますね。


あくまでも、趣味の延長で


材料を見て、何かにならないかな~って常に考えています。わたしは、お花大好き、食べ物大好き。いつも好きなものに囲まれているから、色々な発想が浮かぶのかもしれませんね。

でも、スランプの時もありますよ。体も心も疲れていたりするとぜんぜん思い浮かばないし、作ったものが売れるか心配になったりもします。

手芸は仕事にすると苦しくなってしまうので、「わたしの作ったものを満足させる場所はどこ?」と追い求めて、趣味の延長線上にあれば良いなと思っています。
実際に今までそういった場所にとても恵まれてきました。
がんばりすぎない、というのがモットー。それが一番ですね。


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