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トールペイントを続けて

かっぱちゃんの体験をもとにした記事です。

先生になるまでの道


幼稚園のバザーで出品したことをきっかけに園でのPTA講習会でお母さん達に教えることになったんです。
その後は、近所の方から教えて欲しいという要望があり自宅で教室を開催しました。
その他にも希望があれば公共施設などで講習会を開催しています。

トールペイントは、講座を受講して終了証書をいただいて先生になる方もいます。
わたしの場合は誰かの作品を真似して描くというよりは、
自分独自の世界観の絵や描き方などを工夫し、特に先生から習わずに続けてきました。


トールペイントの専門誌を編集している出版社さんなどが主催しているコンテストに作品を頑張って作って応募しました。
4、5回応募してみたころ入賞し始めました。

幼稚園でのバザーから3年後くらいのことですね。


誰かに習っているわけでもない独自の画風が審査員の方の目に留まったようです。

その後は、出版社さんからお声がかかりトールペイントの専門誌「ペイントクラフトデザインズ」「ペイントフレンド」に掲載する作品を提供するようになりました。


 

自宅での教室


わたしは自宅で教室をしています。
自宅の教室には今13人くらいの生徒さんが通ってくださっています。
ご年配の方もいらっしゃいますし、幼稚園に入る前のこどもを連れて来てくださる方もいますよ。


子育ての間の息抜きにもなっているようです。
会社勤めの方もいますし、技を極めたくてわたしの教室の他に別の教室に通う方もいますね。

トールペイントをしながら、日頃の生活などについて自由に話すこともあります。
私たちはそれを別名「トークペイント」と言っています(笑)。
教室後にお菓子を食べながら次はこんな作品が作りたいなども話して楽しんでくれています。


作った作品をそれぞれ見せ合いっこしたりもしています。作る作品は人それぞれです。
季節に合わせた物をクリスマスに飾りたいなら秋ごろに作ります。
お誕生日のプレゼント用になど贈る事を考えて作られる方、半年間かけてご自分のペースで大作を作られる方などいろいろですね。


 

こども向け教室


交流館や子育て支援センター、子ども会などからの依頼を受けることもあります。
だいたい2時間くらいで作り、持ち帰れる作品を考えます。
依頼された方に、どんな年齢や性格のこどもたちかなどを事前によく聞いてみて、作る物を考え、レシピ(図案)を描きます。
対象年齢や作り手の思いを大切にしたいと思っています。
こどもは「これはやっちゃいけないかな?」まで深く考えないで
「これがいいから、やってみたいからやってみた!」ってとても自由な発想で作りますね。


 

失敗は失敗じゃない!


トールペイントは間違えてしまっても上から塗ったりして修正することができます。
人によってはどんどん進めてしまって間違えて描いてしまう方もいます。
でも、そういう方は本人が一番「しまった!」と思っているのではないでしょうか?
そんな時は「大丈夫ですよ」とお声かけしてフォローしています。

エプロンや服などにうっかり絵の具がついてしまった場合、
そこに上から絵を描いてしまえば、そのまま使えちゃうんですよね(笑)

大人もこどもも指導というよりは、目的地を明確にしておくことで、
制作途中で違う方向に行ってしまっても完成まで見守りながら導くようにしています。
本人が「失敗した」と言っていても、わたしは失敗とは思いません。
どんな作品にもその人なりの美点があるんですよね。


 

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