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トールペイントを通じて人と触れ合う

かっぱちゃんの体験をもとにした記事です。

本格的にトールペイントを学びたいなら



トールペイントにはいろんな技法や筆運びがあります。
1本の筆に2色の絵の具をつけ、3筆で薔薇の花を描いたりして
早くきれいに描くことができます。

まずは、教室で初回の体験をしてみるといいと思います。
そんなにお金のかかるクラフトではないですが、先生との相性があると思うんです。
作風、教室の料金など自分のペースに合わせて通うことができるのかどうか、だと思うんです。
作家になりたいのであれば、デザインを学べるところで学ぶといいと思いますよ。


 

わたしの母と仕事


教室を続けている中で悩んだこともあります。わたしの母が病気で倒れ、入院したんです。
一日に何回も病院に通っていたこともあり、こんな状態ではもう教室は続けられないと思い教室をお休みにさせてもらった時期があります。

そんな時、主人や生徒さん、友人に相談したらみんなが「家でできる仕事だし、続けていくべきだ」と言ってくれたんです。
ちょうど出版社からお仕事をいただけていた時期でもあったので、出版社からのお仕事も断ろうと思っていたのです。
「介護は終わる時が来るけれど、仕事をいただけた時にやめてしまうのはプロではない。」その当時は「なんてひどいことを言うのだろう」と思ったこともありました。
けれど、周囲の方々がしっかりしていて、アドバイスしてくれたおかげで今まで続けて来られたと感謝しています。


 

こんな制作依頼もありました


「お礼用にプレゼントしたいから。」ということで同じ物を20個作った事があります。
同じものを作り続けるのは正直、面白くないですね(笑)。
でも、どうしてもということでしたのでお受けしました。

また、軽井沢でペンションをオープンするからワインテーブルにすずらんの絵を描いて欲しいという依頼がありました。
その方は、わたしの作品を本とHPで見たそうです。
その後、大きなワインテーブルが宅配で送られてきて、それに描きました。

イベントで『ボディペイント』といって手足や顔にワンポイントの生き物や植物などを描くことがあるんです。
その時に「体中にペイントしてください」という男性の方もいてびっくりしました(笑)。


 

家族とトールペイント


わたしの家族は、今ではわたしの作品にはあまり興味を示しませんね。
ただ、娘が養護教諭の仕事をしているので学校の廊下や保健室に飾る掲示物の絵を描くお手伝いをすることがありますよ。


 

続けてよかった!と思う瞬間


続けてきて良かったことは、人から感謝されることですね。
体験会などで「こんなものができた!」とうれしそうにしている人を見ると、
人に対して物を作る楽しみを提供できたのだなぁと実感します。

イベントの関係者にお声かけいただいて、来場者向けにワークショップをすることもあります。
豊田市の「民芸の森」で空き瓶を使ったランタン作りをしました。
また、ボディペイントで「豊田おいでんまつり」や「矢作川感謝祭」などで出展させていただきました。
それらの収益は、絵の具や材料費を除いて、社会福祉協議会を通じて寄付せていただいています。



少し前までは自分の絵を世間に広めたい、知ってもらいたい、という思いがありました。

今は、自分が世の中にしてきてもらったことをお返ししたいという思いのほうが強いですね。

これからの人生は、お金ではない形で人に還元していきたいです。


また、ものづくりの原点にかえって、
作った物を「愛着をもって使う」、「作り直して使う事もできる」
手作りのよさを伝えていきたいですね。


トールペイント教室「アトリエRiver Child」
http://www5c.biglobe.ne.jp/~rivechi/index.htm


 

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