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こどもの人間性を尊重する

とわしおさんの体験をもとにした記事です。

いまのこどもたちの様子


わたしにこどもはふたりいます。
ふたりとも、とても前向きで「自分は受け入れられる存在だ。親に愛されていて、生きる意味がある。」と、感じながら生きていると、わたしは思っています。

そんな風に感じたエピソードを紹介します。


挑戦する気持ちが非常に強い


上の子は2歳の時、腎臓病のネフローゼ症候群という病気にかかり、現在も治療中です。
いまも毎日薬を飲みながらもいろいろな人に支えてもらって、夢に向かってがんばっています。


命を大切にする


こどもが失敗した時に、「自分が悪い」と、自分の頭を自分の手でたたきだしました。その時に「自分の体、命を大切しないことは絶対に許さない。」と、叱りました。

自分自信の命を大切にできると、自分と同じように他人の命も大切にできると思うからです。


自己肯定感が高い


ほめて育てているせいか、自己肯定感がとても高い子になりました。
わたしが見て、とてもできそうもないことを何でもチャレンジする。

逆上がりができそうもなかった。
でも、「自分は、やればできるんだ。」と言って、何度でも練習する。そして、気がついたらできそうもなかった逆上がりが、できるようになっていました。失敗しても失敗だと思わず、チャレンジする力がつきました。


お手伝いを進んでやる


ごはんを食べる時にこども達は、おはしやコップを出します。最近では、上の子が夕飯を作りたいと、買い物から行ってくれますよ。小学校5年生ですが、オムライス、カレー、みそ汁や焼き魚など、いろいろな料理を作ってくれます。

洗い物も下の子と一緒にやってくれます。
料理以外にも家事全般を手伝ってくれるんですよ。
例えば、雨が降ると洗濯物を取り込んでくれたりとか。


こどもの可能性は無限大


こどもに対して、やる前から「どうせできないでしょ」とは、一回も言ったことないです。
家事も、やりたいって、手伝いたいって言った時に教えました。
ちょっと大変と思ってもタイミングを逃すとこどもはもうやる気をなくしますからね。

上の子は体操を習っているのですが、4歳のころ、元オリンピックの選手の先生に出会って、「自分も」って。
わたしは、そんなこどもに「オリンピック行けるよ」、「金メダル獲れるよ」って、言っています。

失敗しても、良かったことだけを言って、否定的なイメージをなるべく持たせないように。


いろいろな人に関わってもらう


こどもを通して地域の人やお友達など、いろいろな人に関わってもらうと、親が気づかなかった成長が見えてきます。
親以外の人とかかわると、こどもも視野が広がります。
親の考えだけでなく、いろいろな人に関わった方が、人間性に広がりが出る気がします。


夢の持てる子に育つ!


現在、5歳で夢ができました。体操選手になってオリンピックに出て、金メダルをとりたいって。
小学校3年生から自分で自転車と電車を乗り継いで、体操の練習に行っています。
わたしが「つらかったら、体操をやめてもいいよ」と言っても「ぼくは体操が好きだからやりたいんだ」と。

中学校か高校は、県外に行くことになるかもしれないと、体操の先生に聞いた時に、わたしは涙が出てきましたが、こどもは「好きなことをやるから、家族の写真があれば大丈夫」と。

どんどん精神的にも自立してびっくり。
最近は「オリンピックの体操を見て、ここまでできているから、あと、ここを練習すればできるようになると思う」と言います。
オリンピックの世界最高の演技を見て「できる。」と言うこどもにびっくり。 


人間性を尊重する


こどもに「こうしなさい、ああしなさい」と言うのではなく、わたしがこどもと一緒に前向きに考えて、乗り越えて行くようにすれば、道は開けるんじゃないかなと思います。
不安なことや、うまくいかないことがあっても、一緒に解決策を考える方がいいと思うんですよ。答えや価値観を自分で見つけてくれるのもうれしいし。

こどもだって、ひとりの立派な人間です。親が先走って先手を打たず、一緒に悩みながら考え、こどもだからじゃなくて、ひとりの人間として尊重し、共に生きる環境づくりに、これからも心がけていこうと思っています。


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