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三州足助屋敷に行って昔ながらの手仕事を体験

juntackの体験をもとにした記事です。

三州足助屋敷に行ってみよう!

わが家から車で30分。休日の朝に思いたって行くこともできます。

豊田市街地から、北北東へ15キロ程の所にある「三州足助屋敷」へ行ってきました。
香嵐渓入口の巴橋から700m程上流の薫楓橋は紅葉で全国的にも有名ですよね。
その薫楓橋のかかる所にあります。

アクセス

電車:名鉄三河線豊田市駅からとよたおいでんバスに乗り、香嵐渓下車徒歩10分
車:猿投グリーンロード力石ICから約10分

駐車場

川見駐車場が一番近い駐車場になります。ほかに宮町駐車場など公式HP記載いくつかあります。
駐車料金は1台500円、11/1~12月上旬は季節料金で1,000円です。

施設の概要


昭和55年に開館されました。かつてのこの地域の生活を今に伝える「生きた民俗資料館」と言われています。施設内では、実際の職人がわら草履づくりや機織り、竹かご屋、桶屋、炭焼きなどの実演をしていて、間近でその技を見ることができます。
また、藍染めや機織り、竹細工、五平餅づくりなどは体験することができます。
小学生以上なら体験できるメニューもあるので、親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。
予約が必要な体験があるので、HPで確認が必要ですよ。


紺屋・藍染め~手の込んだ作業~


濃紺色の藍染Tシャツが目に入り、早速藍染め職人のいる紺屋に行ってみました。部屋の真ん中には大きな藍瓶(あいがめ)があり、今まさに発酵しているところ。

藍染職人にお聞きすると、
「藍染液は、灰汁、すくも、消石灰を入れて作ります。すくもとは、アイという植物の葉を乾燥させて水をかけて発酵させたものです。藍の葉は徳島県から取り寄せているんです。藍染液は、時々お酒や小麦粉を練ったものを加えて様子を見ています。


3ケ月程で染まらなくなるので、入れ替えをしないといけないんですよ。染め方は、水で濡らしてしぼった布を藍染液の中に入れて、2分間広げながら浸たして、出して絞る。これを空気に触れさせると酸化して紺色に染まるんです。うすい色がお好みなら1~2回程度の作業かな。」
と語ってくれました。
藍染液を初めて見た時、この液から想像できなかったけれど、空気にふれて鮮やかな紺色になるんですね。


お客様の希望に合った商品


藍染めの部屋の前には様々な作品が展示されていて、買うこともできるんですって。

アカネ、カリヤスなどの植物の根や葉で染めた、草木染めの作品もあり、展示されている作品について職人に聞いてみました。並んでいる作品はここで作っていて、どんなものが売れるかな?と考えながら作るのだとか。
Tシャツなどはせっかくお客様が気に入った模様でも大きさが合わないことがあるので、要望を聞いて作るんですね。


昔は、ショールがよく売れて、最近ではTシャツ、シュシュ、ブックカバーが売れ筋。
新作はやはり人気があるみたいですよ。

作業場を見せていただいたら、お雛様がありました。足助の街並みに飾る「中馬のおひなさん」の行事に合わせて作っているんですって。
たくさんのお客様に見て頂けたらうれしいでしょうね。


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