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魅力いっぱい猿投山

ゆみさんの体験をもとにした記事です。

豊田市郊外にある猿投山。
わたしはずっと市内に住んでいるのに、行ったことがなかったんです。でも、登山が趣味の会社の友達から誘われて一緒に登ってみたらとても楽しくて、わたしも友達を誘って、ときどき登るようになりました。
猿投山って魅力いっぱいの場所なんですよ


いつでも楽しめる自然の良さ


猿投山は、標高629メートルとそれほど高くないので気軽に登れます。
でも、最初はちょっぴり不安ですよね。
初めから頂上を目指さなくても大丈夫。どの季節でも、散歩がてら自然を楽しめます。

ヤマザクラの花びらが降ってくるのがいいですね。ゼンマイやアオイの仲間もよく見られますよ。アオイは、あの徳川家のご紋のアオイです。三河だなって思います。

やっぱり涼しさですね。朝早く行けばとくに気持ちが良くて、蚊も少ないです。夏の植物でおもしろいのはユウレイソウ。全体が真っ白でとても不思議な感じです。それとウラジロ、お正月の鏡餅の下に敷く植物です。その群生もよく見かけます。ちなみに、ウラジロって、裏が白いからウラジロっていうらしいです。植物の名前って単純で覚えやすいものもあるんです。

紅葉。太陽に透かされた葉がとてもきれいです。混雑する香嵐渓に行かなくても充分。どんぐりを集めているこどももよくいますよ。

空気がピーンとして、すがすがしいんです。すごく寒いけど、常緑樹が多いので枯れ木の冬山の寂しい感じはないし、街では見かけない立派な霜柱があったりするから、思わずウキウキして踏んじゃいます。

どの季節でも魅力的だけれど、わたしのいちばんのオススメは、紅葉がきれいな10月下旬から11月下旬かな。


休憩ポイントなども整備されていて安心


地元のボランティアの方々が、木のベンチや屋根付きの小屋、丸太の階段などを整備してくださっているので、歩きやすいし休憩もできます。景色がきれいなポイントは、見えやすいように木を切ってあったりも。
ごみもほとんど落ちていないんですよ。地元の人々にとても愛されているんだなぁって思います。
ただ、トイレの設置は少ないです。駐車場ですませておくのがいちばん安心かな。


お友達も誘って一緒に


わたしが会社で「猿投山に登ったの」という話をしたら、興味を持ってくれた友達がいたんです。「興味があるなら一緒に行こうよ」ってことで、その友達と一緒に、そして友達の友達…というように輪が広がっていきました。今は会社関係以外の友達とも登っています。いろいろ話しながらの道中は本当に楽しいです。
友達と行くときはいつも、雨などのときのために予備日も決めておきます。そうすると気が楽なので。


野生の生き物にご用心


「クマ注意」の看板をよく見ますが、わたしは出会ったことがありません。

ヘビやハチはときどき本当に出ることがあります。イノシシも出るようです。実際にわたしが姿を見かけたことはないですが、食べ物をさがして土を掘り返した跡を見つけたことはあります。


野生の動物を見たときは、近づかず、ふれず、いなくなるまで待つようにします。
こどもと行くときは、どうしたらいいかも含め、事前に言っておく方がいいでしょう。
春は毛虫が垂れてきていたりしますので、刺されないようにご用心を。気づかないうちに服についていることもあるので、一緒にいる人と確認しながら登るといいかもしれませんね。


 

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