ホーム > こどもと遊ぶ > 近所で外遊びができる場所を作ってみる
ちびくろさんの体験をもとにした記事です。
こどもが外遊びできる場所を作りました
近所の神社にこどもと遊べる場所を作ったことを書こうと思います。
色々な人に助けられ、市の応援もいただき、こどもが地域の人に見守られて
外で遊べる場所ができました。
そういえば、うちの子って外で遊んでないなぁ。
うちの娘がこども園に通っている時に、ふと思いました。
「娘はわたしと遊んでばかりだなぁ。
友達と遊ぶことが少ないような・・・」
結果的に、娘は外で遊ぶことが少ないということに気づきました。
何でだろう?と考えると
「歩いていける距離に、外で遊べるような場所がないこと」
が思い当たりました。
そこでわたしは、隣の小学校との境目ぐらいの、車で行ける公園で
こどもたちを遊ばせることにしました。
1人だけで遊ぶのも何なので、近くのお母さんに呼びかけました。
「毎週火曜日はここで遊んでいるから、良ければ来ない?」
「神社遊びの会」と名付けて、ちょっと遠くではあるものの何人かで
外遊びをしていたことがそもそもの始まりでした。
近くにある神社と区民会館を利用して
最近は、家の近くの神社と区民会館を利用させていただき、こども達が遊べるようになりました。
前と同じように、毎週火曜日の下校後に、小学生を対象にしています。
こどもたちの人数は、多いときで20〜30人くらいです。
こども達は地域のおじいちゃん、おばあちゃん、そして私たちのような
お母さんがボランティアで見守っています。
市の助成金を利用して、縄跳びなどの道具を買うことができたり、体操の先生に講師をお願いしたり。
会計係などが必要になってきますが、助成金はとても助かりました。
いろいろ心配しながらはじめたこどもの遊び場づくりですが、たくさんの
人に支えられて、やっぱり始めてよかったなと思います。
小学生未満のこどもは、親御さん同伴で来てもらえるようになっています。
利用する側も地域で一緒に子育てすることが大事だと思っているので、初めて参加する
こどもさんは、小学生も一度は親御さんと来てもらっています。
地域の人と利用する側が顔見知りになることは大事じゃないかなと思います。
小学校高学年になると部活があるので、高学年になると来られないことが多いですね。
子どもと遊ぶときには食べることもセットです。
お弁当持参したり、年に1回地域の広場や神社をお借りして
焼き芋会もやっていました。
室内の遊びも良いけど、外遊びもできると良い
神社のまわりは車も少ないし、みんなの場所なので、ここが
使えるようになって良かったです。
夏にはセミがいたり、アリジゴクがいたりして、外遊びもできます。
こういう場所がないと、どうしても家の中での遊びばかりになります。
わたしは、室内の遊びがいけないと思っているわけではありません。
個人的には、ゲームで遊ぶこともあります。
外遊びも、中での遊びも、どっちがやりたいかを子どもが選択できるようにして
どちらも経験させてあげたいと思っています。
最初のきっかけは、先輩お母さんからのアドバイス
最初のきっかけは、鞍ヶ池のプレーパークです。
プレーパークで出会った方に、わたしがしていた外遊びのことを話したら、
「こども達の居場所をつくるなら市役所の方が応援してくれるよ。
一度相談に行ってみたら?」
と、教えてもらえました。
地域とつながることで、居場所が広がる
そこで、私は市の担当部署にメールをしました。
- 近くにこども達が遊べる公園がないので、車で行ける場所で遊んでいること
- 今は何人かに呼びかけて自力で遊んでいること
- 歩いていける場所にこういう場所があると良いこと
など、そのときの状況を伝えました。
すると、さっそく市の方から反応があり、地元の区長さんを紹介してくれました。
区長さんから「良いことだから応援するよ。神社と区民会館を使っていいよ。」と、言っていただき、近くの場所を提供してもらえることになりました。
遊び場を運営するにあたって、地元の皆さんに助けてもらいました。
言い出しっぺはわたしですが、3人目の出産と、こどもが大きくなってなかなか行けなくなったので、現在は、他の方が中心になって運営しています。
最初の一歩は勇気がいる
現在、区民会館を利用させていただく遊び場の運営は3年目に入りました。
たくさんの人に助けてもらい続いています。
わたしは生まれ育った場所で子育てをしているので、最初の一歩が踏み出しやすかったのかもしれないと思います。
「近くに安心して外遊びできる場所があるといいな」とは、多くの親御さんが思っていることかもしれません。
でも、それを実現するためには、わたしがそうだったように地域のかたとのつながりが必要です。
区長さんも全く知らない人ではなかったり、たまたま良いタイミングで
市役所の応援をもらえたり。
そういう意味で、わたしはやりやすかったなと思います。
もしも、同じように「外遊びできる場所が作りたい」と思っている人がいれば
「最初の一歩を踏み出せば、たくさんの人が助けてくれますよ」
と伝えたいです。
- 子連れで参加できる講座に行こう!
- このエコ行動は
これ以上レベルアップできません。