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河合志郎さん

 ユッキーこと河合です。エコットでは現在エコばたワーキンググループとして、エコばた掲示板の運営、管理をやっています。

 私は定年後、たまたま豊田市環境政策課主催の環境学習リーダー養成講座を受講し、地球温暖化問題の深刻さを知り、環境学習ボランティアの道を志す事になりました。H18年に省エネ普及指導員、エコライフ倶楽部省エネ共和国に参加、H21年から愛知県地球温暖化防止活動推進員を、そしてエコットには創立1年前から参加しています。
 こうしたいくつかの活動で常に思っていたことは、市民のみなさんにいかにして環境問題を伝え、共有化し、省エネ行動につなげられるかと言うことで、2つのことを考え提案し、関係者の協力を得て実施してきました。

 ひとつは、省エネ共和国の会員のみなさんなどから提案いただいた省エネ項目に、経済産業省のパンフレットなどからの省エネ項目をまとめ、市民のみなさんにわかりやすい省エネ行動リストをつくりました。これは、のちに市のCO2削減行動リストとして現在につながっています。

 もうひとつは、国の機関やいろいろな部署、人が持っている環境情報を、効率的にみなさんと共有し、タイムリーに市民のみなさんに広げることができないかということで、エコばたを考えました。
 エコばたとは、環境に関する井戸端会議をイメージして付けたもので、次の3部構成で始めましたがいろいろ問題があって、今はエコばた掲示板だけになっています。

1.エコばた会議…その時々の環境情報を気軽に交換できる場を設定。〔中止〕
2.エコばたリスト…エコばた会議などで集まった情報をまとめ市民に伝達するもの。〔中止〕
3.エコばた掲示板…掲示板という媒体を使い環境情報の交換と、来館者への情報提供をする。

 エコット1階の展示室に設置。6年が経過し、今まで約360件の情報を展示しました。アンケートでは「見ているよ、役に立っているよ」など意見をいただきましたが、書き込み者は年に3~4名で本来意図している姿にはなっていない状況にあります。この為、書き方などの工夫や身近な暮らしの話題も入れるようにしています。

 今、直面する大きな環境問題は、地球温暖化だと思っています。政府はCO2を2030年までに26%削減、2050年までには80%の削減を掲げています。目標達成のため、一般家庭は今後CO2排出を40%削減する必要があるそうです。
私は、環境ボランティアを始めてから、ガソリン使用量は15%削減、電気使用量を35%削減しました。(これは同様家庭の電気使用量の56%くらいに匹敵。)
地球温暖化も、ごみ問題も解決のためには、市民のみなさん一人一人が問題を理解し、省エネを意識して、実践することが大事。それを手助けする環境学習ボランティアは常日頃から、いろいろな最新情報を持っていないといけないと思います。

 この為にエコばたは、重要と思っています。引き続き頑張りますので、みなさんの積極的参加を期待しています。

河合志郎さん