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人と人との身近なつながりを大切にしたい

今回のゲストは、落合ひろ恵さん。eco-Tのお近くにお住まいで、オープン当初からインタープリターとして活躍されています。

はじめに、落合さんの趣味は何ですか?
俳句を三十数年続けています。季節の花を見て感じたことを自分の言葉で詠いますが、今まで使ってきた言葉が暮らしの変化の中で死語になったり、日本古来の草花が少なくなることを寂しく感じます。気候の変化によって、人もずいぶん変わってきていますね。中でも昔からの行事を大切にしたいです。子どもたちはだんだん忘れていっていますが、七夕・お月見・お正月などは俳句の季語にもなっています。
それから、花づくりも好きです。差し芽で苗を増やして育てた苗を、近隣のごみステーションの横に置いておいて、ほしい人に持っていってもらっています。
日々追われることの多い生活ですが、歩くのが好きで近所を歩きながら、今しかない時間を楽しむようにしています。
最近、心に響いたことや感動したことを教えてください。
東日本大震災です。映像で知るだけですが、心が痛みます。そこに映し出される人たちのくらしを思うと、人と人との心だと思う。漁業も栄え、もともと人と人との絆がある暮らしの中で、その繋がりがもっと深くなっているように感じます。
自分の生活をふりかえると、自分中心で生活していることがわかります。隣近所の人とは会わないことも多いのに、外に出てサークルなどで親しい人には会う生活になっている。東日本大震災があったことで、地域の人と人との繋がりを、より大切にしなければと思いました。
落合さんがほっと一息つける場所は?
外を歩いているとき。山の中や田んぼなども好きで、鞍ヶ池公園や柳瀬公園にもよく行きます。日常が賑やかなので、静かな環境に身をおいて心を無にしたりすると、俳句やアイディアが思い浮かぶこともあります。
eco-Tやエコ人に、ひとことお願いします。
もう少し輪が広がって、会員が増えるといいと思う。それから、ここ数ヶ月eco-Tでの活動をお休みしていたので、また活動に復帰したいです。
みんな、快適な生活に慣れ過ぎていて、エコに気がつかない。eco-Tは、自分の知らないことを気づかせてもらえるところ。関心がなかった人でも、会員になると気付ける。自分を含め、一人ひとりが身近な小さな集まりの中に伝えていけたらいいですね。

インタビューを終えて・・・
一つ一つの言葉を丁寧に感じ取ってお答えいただきました。落合さんの優しい人柄が随所に感じられて、温かい気持ちになるインタビューでした。 (会員突撃チーム:野武審・岩月桂子・小泉達也)

人と人との身近なつながりを大切にしたい