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会員突撃インタビュー 第12回

eco-Tのインタープリター1期生として、設立当初から活動しています。「eco-T」という愛称を決定する場にも参加していました。

はじめに、趣味はなんですか?
昨年からペン習字を始めました。始めたばかりの万年筆は線を上手に書くことは大変でした。昨年、東京国立博物館で開催された文字の展示会を見に行きました。私は楷書を、文字の美しさや意味、時代背景などを想像しながら見ます。また展示会場には、商人や職人の暮らしが描かれている江戸時代の屏風がある一方で、室町時代の屏風には草原が一面に描かれたりしています。屏風ひとつとってもその時代の背景が読み取れて、とても面白いです。
最近、心に響いたり感動したことを教えてください。
エコットフォーラムが印象に残っています。昨年は自然災害が多かったように感じますが、被災された方々からは、昔からその地域で伝えられてきた災害に対する備えや経験が命を救ったというお話を聞きます。今の日本は、こういった伝承を伝えきれていないのかもしれません。私たちの世代以降、グローバリズムの名のもとで海外に出ることが推奨され、家族や地域のつながりに対する意識が低くなったのかもしれません。時を経て今、世界が日本文化を称賛してくれています。改めて日本文化を見直そうという今回の講演会は、非常に考えさせられるものになりました。
 また、フォーラムでもお話のあった東日本大震災ですが、平成23年3月11日は大学の後期試験の前日に起こりました。受験生の中には試験会場が被災地となり、現地でボランティアをしました。などのお話を聞いたことがあります。自分の子どもが同じく受験生だったこともあり、その話にすごく親近感が湧いたのを覚えています。

ほっと一息つける場所は?
図書館ですね。
eco-Tやエコ人に、ひとことお願いします。
設立当初のeco-Tはすべてが「初めて」で、コミュニケーションが大事でした。当時は勉強に学びにとよくeco-Tに足を運んでいました。共に学ぶ中で一体感や熱のようなものを感じつつ、チャレンジ精神を持って活動していました。私自身もeco-Tの活動に夢中でした。
 インタープリターの活動も、戸惑いや迷いを抱えながら「私たち流」を作ってきました。「気づきから行動へ」というコンセプトを、交流館のチラシで見かけたときは「どういうことなのかな?」と思いましたが、eco-Tの活動を通して、共に学び合う中で答えを見つけられるように活動してきました。
 ステップアップの研修も、インタープリターとして新しいことを学び、気づくことを大事にして、それをeco-Tの来館者に伝えるようになるといいなと思っていました。
 それから、eco-Tが目指す「私たちがつくる私たちの学習施設」の「私たち」に含まれている施設利用者の方々とも、eco-Tのコンセプトやエコ活動に対する熱意・情熱を共有し合える場面など、一緒に過ごす場面を通してお互いに接点を持ち、エコライフをみんなで推進していけたら仲間が増えて楽しいと思います。

インタビューを終えて
「熱意」や「情熱」といった言葉が何回も飛び出す、とっても「熱~い」後藤さん。フォーラムのお話でも出てきた、得意なことを活かし合う「すみわけ」をeco-Tでも活用して、「42万人のエコライフとよた」の実現に向けて共働できると良いなぁとおっしゃっていました。これまでの経緯を踏まえつつも、新しく一から作り上げていく…そんな両面からのアプローチが、これからのeco-Tに必要なのかなと思いました。

会員突撃インタビュー 第12回