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平芝前自治区ふれあいサロンゆう遊会 代表 深見美保子さん

深見(ふかみ)美保子(みほこ)さんのプロフィール
平芝前地区に住んで30年。ふれあい祭りやバーベキュー大会など皆であつまってワイワイ楽しむことが好きな住民が多いです。高校の英語教師をしながら地域とも関わり、人と人をつなぐふれあいサロンゆう遊会の代表を務めています。

ふれあいサロンゆう遊会とは?
 平芝前自治区ふれあいサロンとして誕生したゆう遊会は女性の親睦会としてスタート。単なるお茶飲み会ではなく「まなぶ」「つくる」「うごく」を基本に月1回活動を続けて15年になります。50代〜80代までの約45人が登録。常時25人前後の参加があります。勉強会の内容によっては男性の参加もあります。
28年度共働事業提案制度「雑紙分別大作戦」
 活動の中からゴミ問題に興味がわき、自分たちにできることはないかと、まず「共働によるまちづくり講座」を受け、応募申請、審査会を経て雑紙回収袋「カミン袋」の製作を提案。28年度共働事業として「雑紙回収袋の作製」「啓発活動」「広報活動」の事業内容が採択されました。回収袋は「部屋の中においてもおしゃれだと感じる袋」「繰り返し使えること」「赤ちゃんを抱っこしているお母さんでも持てる持ち手の長さ」「できるだけ安く作りたい」などの女性らしい発想のコンセプトのもと片面はグリーン、反対は赤の写真の様な素敵な「カミン袋」が出来上がりました。カミン袋の「カミン」とは「come in」「紙イン」などの思いが込められています。取材のために深見さんのご自宅に伺った日がクリスマスイブ。なんとカミン袋がクリスマスディスプレとしてお部屋に素敵に君臨していました。
共働事業を成功させた要因は?
 平芝前自治区をあげて協力・連携して取組んだことです。最初は「ややこしいことはごめん」「お金を出すことはできない」ということでした。みんなと相談をしながら面倒な書類づくりは自ら担当しました。費用は共働事業なので心配ないことを説明。自治区を巻込んだ「リサイクル活動、啓発や広報活動」が始まり、着実に雑紙回収が増え、4月当初は60kgだったのが12月は220kgの最高を記録。目に見えるリサイクル活動では協力する住民も分かりやすく、意欲もわいてきます。深見さんの目標は230kgです。
そしてスローガン「家族一緒に できることから 少しずつ」という活動に対する姿勢がみんなに受け入れられたのだと思います。市との共働事業と言うと気負ってしまうが、いつもの暮らしにちょっとプラスという感じで活動されています。
最後に読者へのメッセージ
 今後、カリスマ主婦たちと共に生活の知恵や文化の伝承の発信をしたいと思います。そのためにも「仲良くすること」「オープンな関係」を築くことが大事です。そして若い年代の人にも参加して欲しいと考えています。変わらない大切なものが人から人へ、世代から世代へつながっていくことが願いです。

まだまだ尽きることのない可能性をいっぱい持った深見さんの温かい笑顔がすばらしかったです。(インタビュアー 守随純子・赤坂洋子)

平芝前自治区ふれあいサロンゆう遊会 代表 深見美保子さん