ホーム > こどもと食べる > 意外と簡単!ぬか床をつくってみよう
かっぱちゃんの体験をもとにした記事です。
ぬか漬けってなに?
「ぬか漬け」って食べたことはありますよね。でも漬けたことありますか?わたしは福岡県小倉の出身で、地元では昔から家庭にひとつは、ぬか床があったんです。
野菜をぬか漬けにすると、ちょっと酸味が出るとともに味がまろやかになり、野菜のうま味が引き立つんです。
野菜をぬか床に漬けるのはもちろん、ぬかを使った料理もあります。
イワシやサバといった青魚に、お醤油、砂糖、みりん、ぬか床のぬかを入れて煮る「ぬか炊き」というのもあるんですよ。
郷土料理みたいなものですね。
ぬかには、ビタミンB1、乳酸菌が多く含まれていて栄養もあるんです。
ぬか漬けを始めたきっかけは
こどもの頃から母がぬか漬けをしているのを身近で見ていたんです。
結婚して親元を離れて、母のぬか漬けがなつかしくて食べたくなりスーパーで買ってみたんです。これが塩味しかしなくて「何か違う」と思い、自分でぬか漬けを作ってみよう!と思ったのが始めたきっかけなんです。
最初は、道具や漬け方はなんとなく分かっていたつもりだったけれど、分量が分からなくて母に聞いたり、図書館で調べたりしました。
今では、わたしのぬか床は28年もの、半永久的に使えそうです。
さっそく漬けてみよう
準備するものは、器、ぬか、塩、水、それだけ。
意外と気軽に始められます。
わたしは、扱いやすいホーロー製の入れ物を使っています。ぬか床の量に対して少し大きめです。手軽にプラスチックの容器などでもいいですよ。
ぬかは、スーパーで購入できて、粉に水を足すだけのものもあります。
ぬか2キロに対して、塩400グラム(20%)に水3リットルを足して混ぜればいいだけなんです。
ぬか床ができて、最初に漬けたのは塩辛くなります。味をなじませるのに「捨て漬け」をするんです。2~3日間、キャベツの外側の葉や大根のへたなどを漬けておいて、その後、捨てます。
ぬか床には布をかけて、空気にふれさせておくことが大事。また季節によって置く場所を変えています。夏は日の当たらない涼しい所に置き、発酵させ過ぎず、冬は日なたに置いて、発酵を促す事も大事なんです。
また漬ける時間の目安は、夏は12時間、冬は1日(24時間)です。
- このエコ行動は
これ以上ラクにできません。 - 失敗しない、おいしくな~る ぬか漬けの裏ワザ