ホーム > こどもと遊ぶ > 羊毛フェルトで作品づくりにチャレンジ
らむ美の体験をもとにした記事です。
羊毛フェルトってどうやって加工するの?
加工するための専用道具や材料は、手芸店で買うことができますよ。
羊毛を加工する技法は主に2種類あります。
ウェッティング技法
羊毛を縮じゅう液という専用液につけて形を作っていきます。
縮じゅう液は繊維を縮める働きがあるんですよ。
手で丸めて固めると丸玉ができます。
手で押し伸ばしていくとフェルトのような平らな状態ができあがるんですよ。
もし、縮じゅう液がない時は、洗濯洗剤を溶かした水でも代用できるんですよ。
フェルティング技法
羊毛に専用ニードル針を何度も刺して固め、
いろんな立体を作ることができます。
どうして針を刺すと固まるのかなーって不思議でしょう。
よーく見てみると針の先端はギザギザになっていて、
刺すたびに羊毛にひっかかるの。
だから、繊維が絡まってフェルト化するんですよ。
まずは簡単な丸玉を作ってみよう
ウェッティング技法なら、丸玉が安全で簡単にできちゃいますよ。
こどももお団子を作る感覚で上手に作れますよ。
小学生くらいからがおススメ。
準備するもの
- 羊毛
- ナイロンの袋(うすいタイプ)
- タオル(下敷き用)
- 洗面器などに入れた縮じゅう液または洗濯洗剤入りの水
- 洗面器などに入れた水(すすぎ用)
机の上の作業範囲にタオルを敷きます。
必要分の羊毛を手でちぎります。
縮じゅう液入りの水につけた後、
ナイロンの袋を手にはめてコロコロと手の平で丸めていきます。
摩擦によって固めていくんですよ。
ナイロンの袋を使うと繊維が毛羽立たないの。
丸めているうちに固まってきて、割れ目が目立ってくるんですよ。
その時は新たな羊毛を液につけて、割れ目にくるむように被せて丸めます。
玉を大きくしたい時も同じように被せて丸めていきます。
ちょうどよい大きさになったら、水に入れてさっとすすぎます。
玉を指で押して軽く水を切り、自然乾燥して丸玉の完成です。
丸玉をこどもと作る時にはこんなやりとりが楽しい
ふわふわな感触が気持ちいいって、羊毛を初めてさわるこどもは、にっこり笑うんですよ。
丸玉を作る前にわたしはこんな声かけをしています。
「この魔法の水につけて今からお団子を作るんだよ。」ってね。
ころころと丸めて仕上がった丸玉は固いので、
こどもは「ふわふわだったのに魔法をかけたから固くなっちゃったね!」って
とても不思議そうによろこびますね。
ストラップやネックレスを作ってみよう
針と糸を使って丸玉をつなげるとかわいいマスコットに、ストラップ金具をつければストラップにもなりますよ。
顔の部分はビーズや布、刺しゅう糸を使って、目や口などをつければいろんな表情が楽しく作れちゃいます。
丸玉をつなげて革ひもをつければ素敵なネックレスにもなりますよ。