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里山の森を楽しく体験しよう

Juntackの体験をもとにした記事です。

いざ出発、森に入る前に準備しよう


トヨタの森の総面積45ヘクタールのうち、15ヘクタールが里山再生のモデル林として整備されています。この中を体験することができるんです。基本コースは歩くと30分、色々探索しながら行くと2~3時間楽しめます
とても身近にある森ですが、入る前に準備と注意が必要。

  • 長そで、長ズボン(虫刺され防止、ハチ対策のため白っぽい服装をおすすめ)
  • 帽子(安全、日よけのため)
  • 歩きやすい靴(運動靴、トレッキングシューズなど)
  • 雨具(レインウェアの上下分かれているもの)、長靴
  • 飲み物

ワンダーパワーで感じよう


わたしたちの目や手や耳、鼻、口など、五感をトヨタの森では“ワンダーパワー”と呼びます。また心で感じることでその体験が深く印象づけられ、大人になっても忘れないとか。
さっそくインタープリターのけんけんPさんの案内で森を散策。しばらくすると、枯れた木に生えているきのこを発見!「きのこはお仕事中」だそうです。
分解者のきのこが木を食べて、枯れた木が土にかえり、虫や微生物がよろこび、よい土が木の栄養になるんだそうです。まわりに他のきのこの仲間がにょきにょきと生えていました。


散策を続けて行くと、けんけんPさんから「ほら、暖かくないですか?」と言われて、冬芽を手でおおってみました。生きている冬芽からほわんと暖かみを感じることができたんですよ。
一時間ほど散策したら「ヤッホーの丘」に到着。ヤッホーのこだまが聞こえる丘です。「ヤッホ」と叫んだら、「ホ!」の音だけが返ってきました。なんでもないことでも遊びに変えると面白いですね。


森の一員になる


散策もそろそろ終わる頃、足元の石の下に「おじゃましま~す」と、声をかけて石を持ち上げ、のぞいて見るとミミズやゲジゲジなどがいました。生きた教材ですね。「おじゃましました」と、忘れずに元通りにしました。わたしたちは森の一員であるとともに礼儀を忘れてはいけませんね。
インタープリターは森にごみが落ちていると「え~ごみがある!」と、こどもたちに問いかけるんだそうです。こどもたちからは「ビニールだ!」と、かえってくるんだそうです。
「ここにビニールがあるのはおかしいよね、動物が間違って食べてしまったらどうなるかな?死んでしまうかも。」
というやりとりが環境教育につながるんだと教えていただきました。
楽しみながら私たちの生活と自然環境のつながりについて学ぶことができるんですね。


体験してこんなこと感じました


インタープリターと一緒に森を体験して、たくさんお話を聞くことができ、また思いを知ることもできました。「訪れてくださる親子に、外遊びの魅力や大切さを知ってほしい。森の中ではいろいろな生きものが関わりあって生きていること、その中で遊ぶということは生きものにも影響を与えているということを感じ取ってほしい。」というメッセージをいただきました。
わたし自身も自然とふれあい、楽しかっただけでなく、自然の中にある生命を感じ、共存していく大切さに気づくきっかけになったと思います。

これからだんだん暖かくなり、森の生きものたちが活発に動き始める季節になります。
親子で、家族で、自然を楽しく学んではいかがでしょうか。

ちなみに、トヨタの森インタープリターとは、自然からのメッセージをわかりやすく
お伝えする案内人のこと
。インタープリターと歩くといろいろな発見を楽しめると思います。


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