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おもちゃ選びのコツ

バンビさんの体験をもとにした記事です。

こどもは遊びを通して、想像力を膨らませたり、五感を磨いたりするそうです。
その遊びにかかせないのがおもちゃ。
量販店に行けば、いろいろなおもちゃが山積みになって売られていますよね。
でも、どんなおもちゃがこどもの成長を促すんでしょうが?


親としてどんなおもちゃを与えたらよいかしら?と考えたことはありませんか?


今回は、「おもちゃコンサルタント養成講座」で学んだおもちゃ選びのポイントをご紹介します。


電動おもちゃをやめてみませんか?


色鮮やかなプラスチック製をおもちゃ、音や光の出るおもちゃは、こどもたちにとっても魅力的ですよね。
そんなおもちゃを欲しがるので買ってあげたら、すぐに飽きてしまって部屋の片隅に放置されているって経験ありませんか?
遊びの中でこどもたちは、創造し、遊びを作りだします。
そして、遊びはどんどん変化していくのです。色や音だって遊びの中で自分たちでつけていくのです。
なので、こどもにとって
「この使い方でしか遊べないおもちゃ」は、すぐに飽きてしまうんです。
では、どんなおもちゃをこどもに、手渡していけばいいの?って声が聞こえてきそうですね。


電車のおもちゃは手動タイプをおすすめします。


電車遊びは、発車→加速→減速→ストップという動作がおもしろいのです。
電動式のものでは、その一番おもしろい部分を電池がやってしまっています。
だからといって、今ある物を全部処分して、木製の電車に買い換えよう!とは言いません。
とっても簡単なことです。電池をぬいてみてください。
お子さんの遊び方に変化があるかもしれませんよ?


積木は小学生でも大人でもたのしめる


乳幼児のおもちゃといえば、積木ってイメージありますよね?
赤ちゃんはもちろん、ポイントさえクリアしていれば、小学生だって楽しめるおもちゃになります。
(積木選びのポイント)
①白木のものである
→こどもは遊びながら頭の中で着色しています。カラーの積木だとパーツが一つたりないだけで、想い通りの作品が完成しません。
②数が多いこと
→数が少ないと作りたい作品が出来ず、満足しない。
幼稚園児~小学生が満足に遊ぶには、たっぷり用意することが必要。
③基尺が同じである
→積み上げたときにぴたっとこないと、こどもは満足しないから。
この3つのポイントをクリアしていると、小学校低学年までじっくりと遊びこむことができるんです。


積木を積んでもすぐ壊してしまうんです・・・。


うちの子、積木で遊べないんです。って声を時々お母さんから聞きますが、
積んでは壊すというときは、壊すのが楽しい時期なんですよ。
自分が手を加えることで形が変わる。それが積み木遊びのスタートです。
こどもが思う存分壊せるように、親が何度も積んであげてください。


ままごと用おもちゃは、よりリアルなものを手渡す


ままごと用のおもちゃもお店にはズラリとならんでいますよね。
どんなものがいいのかな?と迷いますよね。
食器などのサイズとしては、大人の使用するものより2割小さい物が適しています。
これも積木と同じで、キャラクターなどがついているものよりも、より本物に近いシンプルなものをおすすめします。
ごちそうには、野菜、目玉焼きなど食べ物の形になったものよりも、形のないものを用意してみてください。


形のない物ってなに?って思いますよね。


ままごとのお料理だって、毎回、目玉焼きとハンバーグではつまらないですよね。
例えば、木製ビーズ、ビー玉、お手玉、毛糸、どんぐりなどの木の実です。
(1歳半以下のお子さんには誤飲の心配がありますので、見守りながら遊ばせてあげてください)
このようなものをままごとのごちそうとして用意してあげると、ままごと遊びがもっと盛り上がり楽しむことができます。
遊びは、変化していきます。
例えば、毛糸を使ってのままごとなら、時には、ラーメン、スパゲティーにと子どもの遊びにあわせてお料理も変えられるのです。
そして、形あるごちそうは、買い物ごっこやお店屋さんごっこで大活躍しますよ。


おもちゃを与えるのは、クリスマスと誕生日だけ?


答えは「そんなことありません」
なぜなら、「おもちゃはこどもの成長を手助けするもの」であるので、クリスマス、誕生日を待っていては、その時期を過ぎてしまいますよね。
こどもが「必要としている時」に与えることが大切です。
クリスマス、誕生日に何かを贈りたいなら折り紙などでちょっとしたプレゼントでも、こどもたちは嬉しいものです。
また、おもちゃは「こどもの成長を早送りするものであってはいけない」のです。
ついつい「永く使えるものを」と思って対象年齢よりも大きい子用のおもちゃを選びたくなりますが、こどもの成長にあったおもちゃを与えることが大切なのです。


今から無理だよ~と悲観的にならないで!


全てを処分して木製のおもちゃにしてください。ということではないんです。
無理だからとあきらめないでください。
①家にある電動おもちゃは、電池を抜く
②ままごとおもちゃは、身近な素材を利用してごちそうにしてみる
③片付けられていない放置されたままのおもちゃは、潔く処分するか譲る。そして、購入するときはこどもの成長にふさわしいものを。
おもちゃコンサルタント(プロ)や店員さんに相談しながら「おとな」が決めて購入する。


おもちゃも家族の一員に


我が家では、おもちゃを購入するときは、
『家族の仲間入りだよ』とこどもたちに伝え、こどもにとっても、大人にとっても満足できる美しいものを選んでいます。
そうすることで、上の子が独り占めすることなく大切にされるのです。
おもちゃを購入するときに、家族で話し合ってみてくだい。
家族みんなが納得のいくステキなおもちゃを時間をかけて探してみましょう。


お母さんだって・・・


こどもには、こどもらしく育ってほしい!
小さなうちはなるべく自然なもので遊ばせたい!
外で元気にあそんでほしい!
と言い出したら、キリがないくらい子育てに対する思いがありますよね。
でも、自分の理想とする子育てには追いつかず、「だめだな~」ってへこむことってありませんか?
きっと誰だってありますよね。
おもちゃひとつとっても、こどもの成長を感じて、一喜一憂して・・・そんな子育てってステキだと思います。


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