ケンケンさんの体験をもとにした記事です。
公園や森に出かけよう!
家の周りの野鳥が5種類~10種類くらいいるのがわかって、形や色を肉眼で追えるようになってきたら、ちょっとお出かけしてみましょう。
豊田市内なら、目指すは「鞍ケ池公園」や「豊田市自然観察の森」など。
家の周りとはまた違った野鳥に出会えるでしょう。
季節は晩秋から冬がおすすめ。
落葉樹の葉が落ちて森の中の視界が開け、小鳥は群れているので探しやすいんです。
「鞍ケ池公園」ならまず池へ!
アヒルは年中いますね。
秋をすぎると、国境を越えて渡ってきた水鳥
- くちばしが黄色、オスは頭から首にかけて緑色のマガモ
- オスの頭がクリーム色のヒドリガモ
- 黒と白のコントラストが鮮やかなキンクロハジロ
などもやってきます(すべてカモ科)。
芝生広場で尾を上下に振っているのはハクセキレイ(スズメ目セキレイ科)。
あまり警戒心がない鳥なので2~3mのところで見られますよ。
「豊田市自然観察の森」もおすすめ。
里山の豊かな環境が保全されていて、年間約70種類の野鳥がみられるんです。
豊田市自然観察の森 出現野鳥リスト
ちなみに日本全体では約600種類いるといわれているんですよ。
ネイチャーセンターには鳥についての展示や資料もたくさんあります。
人気があって、見つけたらうれしくなるだろうな、という鳥は、そうですね…。
例えばカワセミ(ブッポウソウ目カワセミ科)。
一年を通して小川やため池、湿地にいるので、比較的見ることができます。
こどもが「カワセミを見たよ!」と教えてくれたこともあります。
ルリビタキ(スズメ目ヒタキ科)も、オスの成鳥は青くきれいな鳥でよろこばれますね。
キツツキなんかもいるんですよ。
アカゲラ、アオゲラ、コゲラ…。
実はキツツキはまちなかの公園にいることも。
コンコンと木をつつく音は、普段の生活音に紛れちゃうんですね。
耳を澄まして、見つけてみましょう。
道具の力も借りて、ますます楽しく
自分の目と耳で野鳥を観察することに慣れたら、双眼鏡を使ってみましょう。
慣れるまでちょっと時間がかかりますが、小さな鳥でも、10m離れた所から色や模様をはっきり観察することができます。
「豊田市自然観察の森」では、窓口で双眼鏡を貸し出していますよ(予約不要・無料)。
野鳥観察が楽しくなって長く続けてみようと思ったら、3万円~5万円程度のしっかりした双眼鏡を買うのがオススメ。
倍率は7倍~9倍のものが適しています。
なお、双眼鏡を上手く使えるのはおおむね小学校高学年からのようです。
それから双眼鏡を人に向けるのはマナー違反。ご注意を!
図鑑も自然観察の森で無料貸し出しをしています。
大きく分けると写真の図鑑とイラストの図鑑があります。
写真は親しみやすいですが、撮影された時の背景が違うし、野鳥の向きもまちまち。
イラスト図鑑は同じ向きで野鳥を描いているので、色、模様の特徴が分かりやすいです。
もちろん両方あればベターですね。
豊田市自然観察の森では親子の野鳥観察会を年に数回行っています。
そんなチャンスを利用するのも手ですね。